merry attic研修レポートinフィリピン
はじめまして!
merry atticの むかいやま まりこと申します。
初めましてがブログでの登場となりましたが、またあらためて子どもたち、そして皆さまとお会い出来るのを楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします!(*ˊᵕˋ*)ノ
さて、3月11日から13日までスタッフ3名でフィリピンへ飛び、研修に参加してきました。
その現状を少しでも皆さまにお伝えしたく、ブログを書きます✏
何か少しでも感じて頂けたらうれしいです。
今回は、リゾートのイメージが強いセブ島の裏側、スラム街への訪問が目的でした。
スラムの子どもたちに、音楽を通じて生きがいや喜びを伝え、身近にある犯罪などから救う活動をしている、
NPO法人セブンスピリット
そこでの活動に参加してきました。
今回行ったのは、スラム街の中でもかなりの貧困地域と言われるピアトレス。
9割が薬物中毒で、もしも正社員として働けたとしても8時間労働での日給は100円程度。
けれどそれすらも高収入にあたり、雇用側の都合でほとんどは正社員になる直前で解雇されてしまう。
たった5才の子どもが、自分の食べ物は自分で調達しなければならず、物乞いや時には犯罪に手を出しつつ生きていく…そんな場所です。
セブンスピリットは、そんな日々の中で自己肯定感もなく無気力に育った子どもに、
無償で楽器や歌を教えるアフタースクール。
音楽を通して成功体験を積み重ね、子どもたちの心や生きる力を育て、人生を支援しているNPO団体です。
(実際に、なにか1つ楽器が演奏出来るだけで、大学に行けたり将来の仕事が保証されたりします。)
現在、6才から18才位までの子供が100名弱通っているそうです。
今回の旅のことは、言葉にしきれない、その場所で見ることでしか感じられないことも多く、
もどかしいのですが…
とにかく言えるのは、
フィリピンの人が大好きになりました。
大人も子どもも、みんなよく笑い、人懐っこくて笑顔が本当にほんとうに素敵で
目をキラキラさせて生きていました。
自分がなんとなく日本での時間を過ごしている…その瞬間にも、ここの人たちは今を100%生きて、
笑って怒って喜んで泣いて、自分の人生を生きてる、そんな姿に涙が出ました。
スラム街では、最初、気持ちもかばんもぎゅっと握りしめて気を張って構えて行ったところもありました。
けれど、すぐに子どもたちが抱っこ抱っこー♪と集まってきて、カメラが大好きで撮って撮ってと大騒ぎ。
子どもの笑顔もケンカも、日本の子となんら変わらなくて、それを微笑ましく見ている親の顔も、やっぱり一緒でした。
実際にスラムに住む子どもの家におじゃまして、お母さんにお話を聞いたりもしました。
どんな環境でも、どんな国でも、親の子どもを想う気持ちは共通なのだと感じました。
セブンスピリットの教室に戻ってからは子ども達と一緒に音楽やゲームでたくさん遊びました。
一人の男の子が、まぁこ、まぁこー!(私のあだ名)と
すぐに名前を覚えてくれて、ゲームも写真を撮るときもいつも隣においでと呼んでくれました。
笑顔がすき、と言ってくれました。出会ったばかりの自分に笑顔を向け、信じ、
優しくしてくれる、その心がとてもとても嬉しかったです。
最後に、子どもたちが毎日練習している歌と演奏をプレゼントしてくれました。
「ともだちはいいもんだ」「となりのトトロ」
など日本の曲もたくさん。
もうなんの気持ちなのか分からない涙が出て世界の大きなこと、
そして自分のちっぽけなことまで沢山振り返る機会になりました。
子どもたちとのお別れは淋しかったけれど、ここで嬉しいニュース!
なんと来月、セブンスピリット立ち上げ以来長年の、一番の夢が叶うことになったそうです✨
クラウドファンディング等の支援により、子ども達が初めて、日本にきて
日本のステージで演奏することが決まりました !!
(スラムの子ども達は、もちろんパスポートを取得するのも全員初めて。その際、出生届すら出ていない子も多く、地道な手続きがあったそうです。)
またみんなと会えるのがとても楽しみ!
4月23日の日曜日ですが、ご興味のある方ぜひ行ってみてくださいね!
イベントの詳細はこちら
あまりにも心で受け止める事が大きくて、
日本に帰ってきてからも全部夢だったんじゃないかとか
この瞬間にも海の向こうではスラムの生活があるということが信じられない気持ちでいます。
でもこの経験は、今後merryの子どもたちと関わる時や、
これから自分が生きてく中での大きな力になると感じています。
merry atticでも、子ども達と一緒に、色んな”たのしい” や “ワクワク”を経験したい。
将来の夢や選択肢が広がるような時間を、沢山作ってあげられたらと思っています( *ˊᵕˋ)ノ
また、この話を子ども達にも話したり、またセブンスピリットとの交流もいつか持てたらと思っています。
長くなりましたが、フィリピンレポートでした。
読んでいただき、ありがとうございました!
向山