さよなら、私たちの青屋根。@kukuna

ブログの更新が少し久しぶりになってしまいました。
kukunaが青い屋根の建物を離れてから、気づけば二か月以上が経ちます。
新しい日常に追われる中で、あの場所での最後のひとときが、心に浮かんできました。

この日、仲の良い友だち同士でグループになって席に着くと、部屋は一気ににぎやかになりました。
「一緒に座ろう!」「今日のイベント、ケーキ作りだよね?」
静かに始まるどころか、あちこちから会話と笑い声が飛び交います。
今思えば、そのにぎやかさこそが、青屋根のkukunaらしさそのものでした。

先生から、今日作るものについての説明があります。
完成見本が描かれた図を先生から受け取ると、
「ここが屋根だ」「家みたい!」
と、あちこちから声が上がりました。
友だち同士で声を掛け合いながら、ケーキ作りが始まります。

材料は、順番に分けて配られていきました。
まずはケーキのベースとホイップクリーム。
ここで先生が、クリームの塗り方を説明します。
実際にやってみると、思った以上に難しく、
「全然きれいにならない!」
「でも楽しい!」
と、どのグループも大盛り上がりでした。






次に配られたのは、家の構造や木の幹を表す、長さをそろえて切られたToppo。
続いて、あおい屋根を作るためのブルーのシュガースプレー。
庭作りでは、半分に切ったぶどうを木の緑に見立て、チョコ石で庭の石を表現し、細かく砕いたクッキーで土の様子も作りました。
材料が配られるたびに先生が作り方を説明し、子どもたちは完成見本とにらめっこしながら、少しずつ形を整えていきます。
最後に手渡されたのは、「ありがとう」と書かれたクッキー。
それを屋根の前にそっと置いた瞬間、ケーキはただのお菓子ではなく、子どもたちの気持ちが詰まった「kukuna」になりました。






ケーキ作りが終わると、次はみんなで食べる時間です。
「いただきます」の声とともに、青い屋根のケーキは少しずつ姿を変えていきました。




そして子どもたちは、自分たちの分だけでなく、先生やお客さんの分のケーキも用意してくれていました。
「これは先生のね」
「こっちはお客さんの分」
誰かに言われたわけでもなく、自然にそんな言葉が出てくる姿に、胸がじんとあたたかくなります。


この日は、台湾からのお客さんも来てくださいました。
以前の交流会でつながった子どもたちから届いた、お茶のプレゼントを、その方から受け取ります。
言葉は違っても、気持ちはきちんと伝わり、場の空気がふっとやわらいだのを覚えています。
この日の空間には、「ありがとう」の気持ちがいくつも重なっていました。


雨の日も晴れの日も、あの青い屋根は、毎日変わらず子どもたちを迎えてくれていました。
今は場所が変わっても、そこで生まれた時間や気持ちは、今もちゃんと続いています。




少し時間が経った今だからこそ、あらためて伝えたい。
青屋根のkukuna、たくさんの思い出をありがとう。We miss you.❤️

